学部の合宿2日目の夜、隣の女子部屋にカメムシが出たという知らせを受けて捕獲大作戦が行われた。私が持ち合わせていたジップロックによって無事捕まえたが夜も遅いので逃がすのは明日でいいやと自分の部屋に置いて寝た。翌朝カメムシを見てみると明らかに元気がない。調べてみると自分の身を守るために発する臭いはカメムシ自身にも有害らしく自滅に追い込んでしまった可能性が高いことがわかった。種類はマツなどを食べるクサギカメムシだということもわかった。出窓から外を見てみると一面に松林が広がっていて、あちら側に住んでいたということなら容易に想像できた。そこで、昨日拾った松ぼっくりをお供えし住処である松林を見せてあげるためジップロックごと窓に貼り付け、取り急ぎ一人でお葬式を開くことにした。