「IMA2017」学部一年成果展

2017/12/11~12/15
東京芸術大学 上野キャンパス 絵画棟1階アートスペースにて

《罠(空用)》
空を地上にいながら近くで見るにはどうすれば良いのだろうか。
空の餌は色であり、色という概念に一番近いものは虹なのではないかという仮説のもと、虹を餌に空を捕まえるための罠を仕掛けた。

今回虹を作る仕組みとして用いたのが人工虹スクリーンというものだ。
これは水滴に見立てた直径0.3mm程度のプラスチックビーズをスプレー糊を噴射した黒画用紙の表面全体に撒き散らしたものである。これに太陽光、薄暗い室内であればOHPやスライドプロジェクター、なければ裸電球の光を当てると人工の虹が見える。