こども政策プロモーション動画制作

取手市役所のこども政策プロモーション映像を作りました。

取手市役所からのリクエストは「取手の高校に通う生徒と何かしらワークショップを実施し、その成果物を取り込んだ映像」でした(ハードルが高い!)。テーマやアプローチもこちらから提案して良いとのことで、コンセプトを固めるべくいくつか資料に目を通しました。

目を通した資料の内の一つが、取手市に住む小中学生へ向けて行われたこども計画策定のためのアンケートです。私が目をつけたのは「大人に言いたいこと」という項目でした。

【取手市の児童が大人に言いたいことトップ3】
1 休みを増やしてほしい
2 イオンを早く作ってほしい(イオン建設計画が中断しているため)
3 話を聞いてほしい

自由記述の項目でしたが、ざっくり以上の三つに意見は集中していました。
「休みを増やしてほしい」「イオンを早く作ってほしい」に次いで多かった「話を聞いてほしい」という意見には、前者二つの意見と違い、大人が話を聞いてくれなくてがっかりした具体的な経験がいくつも記されていました。

新しく始まるこども政策というのは「こどもの声を聞く」ということが特徴の一つでもあります。
一方、当のこどもたちは現在大人に対して「話を聞いてくれていない」と感じている……。「言ってもどうせ聞いてくれない」という意見もありました。しかし、そもそも「話を聞く」ってどういうことなのでしょうか?

そこで、「話を聞く」ってどういうことか、アイロンビーズを作りながらディスカッションし、そこで出てきた意見と完成したアイロンビーズを組み合わせたアニメーションを作ったというわけです。

企画・制作・編集を一通り経験する機会となりました。
以下にやったことをまとめます。

  • ワークショップの企画
    アイロンビーズは創作の中でもハードルが低いこと、平べったいのでスキャンして映像に取り込みやすいことが選定理由でした。編み物案も浮上していましたが、編み方を教えるところでタイムアップになりそうだったためボツにしました。お子さんがいる市役所職員さんが、ものづくりにあまり縁がない人でもアイロンビーズは手出ししやすいと自分の経験をもとに話してくださったことが印象的でした。
  • 台本を考えて台詞録り
    ワークショップの中で出てきた意見を掛け合いの台詞に落とし込み(案外大変だった)、ざっくりと年齢と性別を割り当てて、台詞の録音をお願いしました。それぞれのスマートフォンで録音していただいたデータを集め、Adobe Auditionを使って声量などの調整をしました。
  • 背景のドット絵作り
    ワークショップ参加者に取手市の中のお気に入りスポットを尋ね、そのスポットを背景として使いました。背景の絵はアイロンビーズの質感と合わせてドット絵にしました。
  • BGMの制作
    取手駅、河川敷、公園でのフィールドレコーディングに、GarageBandで作った簡単な音楽を重ねてBGMを作りました。インタビュー仕立ての声がメインなので、BGMは雰囲気を補強するものとして作りました。音楽を打ち込みで作るのは初めてだったのですが、満足いくものになりました。