2025年1月13日(月)から1月18日(土)の6日間、東京は京橋にある「GALLERY b. TOKYO」さんにて個展を開催いたします。
たとえば今朝目覚めた瞬間を思い出そうとする時、私たちは一人称視点ではなくカメラで撮影したような三人称視点のイメージを思い浮かべることができます。幼少期など今と体の大きさが違う頃のことだと尚更です。これは過去の自分自身から一歩「あとずさり」したことから得られるイメージだと言えるでしょう。この展覧会では、銅版画によって記憶の持つ物語を再構築することで、さらに記憶からあとずさりすることを試みます。
修了制作《新身訓練:I want to see my back.》(2024)に続き、銅版画作品に取り組んでいます。前作ではうさぎを取り囲む世界を想像するために、環世界を模した立方体をさまざまに展開した形で銅版画を印刷しました。今回は、版と版の組み合わせの妙や工程を重ねることで現れる思わぬイメージの面白さは受け継ぎつつ、銅版画を記憶の断片をつぎはぎする手段として用いています。
会期後は記録冊子を制作する予定です。記録写真に加え、展覧会レビューや漫画の書き下ろしも掲載できればいいなと思っています。詳細決まり次第またお知らせします。
在廊スケジュール(2025年1月17日現在)
1月13日(月)11:00-19:00(祝日なのでぜひ!)
1月14日(火)いません
1月15日(水)13:00-19:00
1月16日(木)いません
1月17日(金)13:00-19:00(体調不良のため休みますが個展はやってます!)
1月18日(土)13:00-17:00(最終日はちょっと早く閉まります⚠︎)
お昼を食べに行ったりで少し席を外している可能性もあるので、話したい方おられましたら事前にご連絡いただけると嬉しいです。逆に作家に会わずにゆっくり見たいけど火木や午前中は都合悪いという方がいれば席を外しますのでその場合も遠慮なくご連絡ください。
会場情報
GALLERY b.TOKYO(ギャラリー・ビー・トウキョウ)
〒104-0031
東京都中央区京橋3-5-4 吉井ビルB1F
開廊時間:(月)〜(金)AM11:00〜PM7:00
最終日:(土)AM11:00〜PM5:00
(日)は休廊
アクセス
東京メトロ銀座線 京橋駅 1番または3番出口より徒歩2分
都営浅草線 宝町駅 A3出口より徒歩2分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 7番出口より徒歩4分
JR東京駅 八重洲口より徒歩8分
・つまりいろんな駅から近くてアクセスしやすいということです。私は第五の選択肢、東京メトロ千代田線 二重橋前駅から14分歩いて通ってます。
・入り口前には看板を出してくださっています。多分DMメインビジュアルと似たデザインだと思われます。看板を見つけたら、目の前の階段を下るとギャラリーに降り立つことができます。階段の上から一つだけ作品がチラ見えしているはずです。参考
![](https://okunochiho.com/wp-content/uploads/2024/12/DSC00715_mini-1024x683.jpg)
![](https://okunochiho.com/wp-content/uploads/2024/12/DSC00716_mini-1024x679.jpg)
DMについて
アラベールというザラザラとした質感の紙に印刷したので、本物の銅版画のようにも見える仕上がりになりました。欲しい方おられましたら郵送しますのでお問い合わせフォームに住所と宛名をお送りください。
DMクレジット
メインビジュアル:《毎日見ていた芋虫はある日空っぽになっていた。いつからかはわからない。》(2024)90×180mm、エッチング、アクアチント
タイトルロゴ:野良洞
DMデザイン:奥野智萌
印刷:株式会社グラフィック
展覧会クレジット
助成:川嶋みらい文化芸術財団
額縁制作:そやともひこ
協力:荒川弘憲